「白い砂浜、豊かな自然の恵み、黒潮のめぐる故郷、大谷地区。子どもたちは自然と親しみ、そして地域に愛され成長してきました。気仙沼線の大谷海岸駅や道の駅を有し、市内外から多くの観光客や海水浴客が訪れていました。
しかし2011年3月11日、東日本大震災により多くの尊い人命や財産が失われました。津波により破壊された町並み。海岸施設の被害も大きく、大谷の象徴たる大谷海岸の砂浜も津波と地盤沈下により、海水浴場としての機能を完全に失いました。
震災から三年、未だ地域の復興には至っていません。しかし、現在様々な復旧復興事業が進みつつあります。私たちはこれから本格化する大きなまちづくりの動きの中で、今後の大谷を考え、将来世代が抱える問題を見据えながら、海山里を大切にするまちづくりの検討委員会を設立することに致しました。
2012年本吉地区では震災復興計画を作成しました。私たちはこの復興計画をもとに、現状の被災地の状況からまちづくりの議論を重ね、復興計画を進めるべくより具体的な計画を提案し、その実現に向けて取り組んで行きたいと思います。」
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